「洋上慰霊」

9時半から洋上慰霊
霧があって寒い船上4階デッキで祭壇がもうけられて慰霊。
母は戦没した母の兄の為に長いあいだ手をあわせていた。兄弟の戦死とはかくも悲しいものかとあらためて思うばかり... 
何度も兄の慰霊に出かけたいと言っていた母の心情を思いつつ、私も手を合わせる。
たくさんの人に祈って頂いて私にとって叔父の横山秀夫としてもこれでうかばれる...
 
写真をたくさん撮影した。
ビデオも、たいへん濃いい霧の海に浮かぶ船のデッキで撮影した。はじめての状況だったが装置がいいから失敗はない。
それと静止画もとてもいい感じで撮影できる。
 
母の最大目的ははやくも終了した。


昼はビーフ・カレーライスだった。
この趣旨の旅行に関係する団体の学生と厚生省の方と食事。大学三年生は慰霊巡拝は5度目だという。
インドネシアサイパンにも出かけたそうだ。

イルカが船の横を並んでしばらく泳いでいたが、一瞬のことで、残念なことに写真に収まっていなかった。
大自然のなかに突然現れる動物を撮影するのは実に難しいがこれから何日も挑戦できるだろう。

一時間ロシア語口座があって楽しかった。とくにロシアへ抑留された元軍人はロシア語も懐かしそうだった。

夜はイカのフライ、茹でたジャガイモ、ご飯。コンソメスープも味がよい。