2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

6月23日

*旅行代理店 この度のチェコ訪問のまえに偶然なことで旅行代理店の方と東京でお会いしていた。チェコ東部の観光事情をご説明していまだ世の中に知られていないのに観光の資源がたくさんある地方であるこのモラヴィア地方は日本人の好きそうな手ごろな名所が…

6月22日

今日でチェコを離れて帰国の途につく方はミニバスでプラハに向かった。プラハからモスクワ経由で帰国するのは明日のことになる。残留組と称してもう少し異国の滞在を予定されている3名の女性は日本語通訳をともなってタクシーでポーランド日帰りの旅に早朝…

司教座

1063年にこの地に司教座がおかれた。 以降歴代の司教はチェコ東部モラヴィア地方での布教に大きな貢献を続けて、時の経過とともに領土をふやし権力を強くした。 チェコが初めてヨーロッパで輝いたチェコ王カレル4世の時代には王直々の司祭となり,コイ…

6月21日

*プラハ チェコといえば首都であるプラハを連想する方が大多数と思う。いままで日本からご案内した方々はほとんど皆どうしてもチェコ観光を加えたいといわれた。今日はプラハに住む日本語を学んでいるチェコ娘がちょうど学校が休みなので観光通訳できるとい…

世界文化遺産のレドニツェ/ヴァルティツェ

昼前には目的地のひとつレドニツェに到着した。レドニツェとヴァルティツェはお城と庭園で文化的景観のカテゴリーとして1996年に世界文化遺産に登録された。 ドイツ系リヒテンシュタイン家はハプスブルク家領内にいくつかの領地を持っており、そのひとつ…

6月20日その1

手配のミニバスで出発した。目的はふたつで,世界文化遺産のレドニツェのツアーと洞窟のワインセラーでワインと食事をすること。 オロモウツを出発して国道を20分も南下すると、見晴らしのよいなだらかな丘が目にさわやかだ。広々とした緑色の平原のなかに…

6月19日その2

今日は国境を二度もまたいで疲れた。 *領有問題 ベッドに潜り込むまえに国境に絡むシレジア領有問題について考えた。かのオーストリア帝国のマリア・テレジア女帝が君臨した前後もながくチェコはハプスブルク家に支配されていたが,チェコ領土であったシレジ…

6月19日その1

昨晩おそくブダペスト一泊の旅行を終えて疲れているようだったが,予定通りご婦人方をローカルのジーゼル機関車でポーランド国境に御案内すべく出発した。オロモウツの北には市民に親しまれているイエセニーキなどの山脈が連なっている。 この山脈には金や銀…

6月18日

今日は魔女狩りの資料を展示しているので有名なヴェルケー・ロスィニに一人で行くことを決めていた。 週末のローカル電車もバス運行も極端なほど少なくなるので気をつける必要がある。とくに夕方からは不便で,タクシーの利用しか足の方法がなくなる場合もあ…

fksa流チェコの旅

6月17日

土曜日の今日早朝,わがご婦人方はハンガリーは憧れの地ブダペストへ一泊旅行に出発した。前夜ホテルのレストランに頼んでいた朝食ボックスを携えて地元の旅行代理店が企画したチェコ人向けのツアーに参加したのだった。ホテル脇の大通りに停車する観光バス…

6月16日その3

*パヴリーナ 今日は楽しい「パヴリーナ祭」だ。そしてこのお祭りのもっとも盛り上がる時間に間にあった。陽気なハナーの民族音楽が流れている。 のどが渇いたよ 飲屋さんに行こう ビールとワインをたくさん飲もう ラズベリーみたいに顔が赤くなるよ 楽器を持…

fksa流チェコの旅

バロック

バロックの特徴は太った天使の像や絵画が多くちりばめられていること,絵画や像の人物は上を向いていたり手を突き出したり力を誇示したりしていて,たいていは彩色豊で,左右がバラバラになっていて強烈に目に訴えるという動的な印象を与えるように製作され…

6月16日その2

*聖なるコペチェックの丘 オロモウツのバス停留所から20分ぐらいで終点コペチェック動物園に着くが、そのひとつ手前のコペチェック・バジリカというのが聖コペチェック教会に近いと確認してからバスに乗り込んだ。鉄道レールの下をくぐりしばらく走ると右…

6月16日その1

一時間トラムを借り切ってオロモウツを巡る手配をしていたから,懐かしのロマンチック・トラムに乗り込むために所定の場所にでかけた。歩いても近いが,わがご婦人方に遅れが生じると困るので国鉄駅前のターミナルから真新しいトラムバイ(市電をチェコ語で…

6月15日その2

*巡礼教会 次はホスティーンの丘の聖母マリア教会という巡礼教会を訪れる。 今回はバスで移動するが,オロモウツからホスティーンに電車で行く場合だと先ずホリーン駅まで電車で南下し、そこからローカル鉄道(ディーゼル機関車)でのんびりと東のビスチツェ…

6月15日その1 

朝食はビュッフェ方式で好きなものをいくらたべてもかまわない。いろんな種類のチーズとハム,生野菜,コーンフレーク,ソーセージ,半熟卵,スクランブルエッグ,パン,ヨーグルト,果物,そして最後にコーヒーや紅茶。シグマホテルの朝食は非常に美味しい…

fksa流チェコの旅

6月14日その3 

*聖モジツ教会 モジツ教会の司祭シンドレルさんは高名なパイプオルガン演奏者でもありオロモウツ歴史の生字引的存在でもある。4時の約束がほとんど一時間も遅れて到着したがシンドレルさんは快く出迎えて下さった。 彼は演奏の前にオロモウツの見所を説明し…

スタレー・イーチンの城跡

近くにあって自動車ならば1時間以内に行くことができる,うら寂しくもこれぞ廃城という石柱だけがたくさん残り荒れ放題になっている城跡がスタレー・イーチンにある。欧州には古代ローマ人が建設していまは荒れ放題になっているといった建築物が名の知れな…

チェコの明治村

案内している日本女性の団体は日本の「明治村」に似ているとして,このロジュノフをチェコの「明治村」として記憶された。 べつに目立ちはしないが墓場がある。半分はカトリック教徒の墓で,残りの半分はプロテスタントの墓石が並べられている。ヘルシンキ・…

ロジュノフ

予定よりも時間をくってしまったので次の訪問地であるロジュノフという大自然公園に向かう。田舎道はでこぼこしているが交通信号もないしまわりの景色は色とりどりの花が咲いて牧歌的だった。ケシの花が多い。ミニバスが進む方向にはベスキディー山系がうっ…

6月14日その2 

シュトゥラムベルクのお城の搭は筒

シュトゥラムベルクの城跡では休憩するまもなくタワーに上った。この天空にそびえ立つタワーは「筒」という愛称がある。「筒」最上階からながめる山間の景色はなかなかいい。スロバキアとの国境はどこも山がちだがシュトゥラムベルク周辺もまた山がつながる…

ウシという名物お菓子

広場のお店をのぞく。シュトゥラムベルクの名物は,チェコ語で「ウシ」というお菓子だ。「ウシ」は耳という意味で,むかしモンゴールのタタール軍が攻め入ったときこちらの武士を殺して耳を戦勝の証として持ち帰ったが、後年人の耳を形にした煎餅がこのシュ…

ブリアン

旅の記録に戻ろう。「ブリアン博物館」ではかれの作品の展示はもちろんのこと,親友であった映画監督のカレル・ゼマンとの友好関係やゼマンとフランス人作家との共同作品などについて知ることができる。日本では「前世紀探訪」の映画監督の方が知られている…

化石が語る太古の地球

この分厚い一冊「化石がかたる太古の地球」を欲しいと思って,プラハ郊外でブリアンの孫に会ったときにどこで購入できますかと尋ねたことがあった。彼も知らなかった。その本は日本で調べたところ要約して単行本として販売されたようである: 著者: ボジボ…

聖人フローリアン

フローリアンはイタリアの伝説で、軍人であったが火事の消化にことさら熱心であった。むかしは火事は日本と同じくどこでも頻繁にあったから、火事の消火は大変重要な仕事だった。いつしかフローリアンは消防の聖人として崇められるようになった。水をためた…