「ロシア退役軍人」

事前にロシアの民間グループ(退役軍人)から合同慰霊祭をしないかという連絡が入って検討したが、民間からの誘いだから厚生省は関与できないという事だし、ロシア側の戦争理解が、あくまで日本不法占領からの解放の為に戦争したという理屈で、とても受け入れることはできない、もしもその様なロシア理解を受け入れて合同祭をやってしまうと、北方領土の返還交渉にも影響が出ると心配する人たちがいて、結論は合同でやれないと断った。その様な経緯を聞いた。

昨日我々が片岡の旧飛行場で慰霊祭を行っている最中、ロシアの退役軍人のグループが元日本軍が造った格納庫の上に並んでいた。
騒ぐこともなく我々の慰霊祭を眺めていたようだった。


もっと、我々日本側は態度を決めて、上手に話しを進めるべきだと僕は思う。
というのは、ロシア側には占守島で戦って現在まで生き延びているのは3名しか確認できないそうだ。その人たちは占守島で戦闘を交えたが、青年兵であった。スターリンの軍人だった。
そして現在ロシアはプーチンの時代になってもロシアの解放のための満州樺太、千島攻撃は正しかったと教える...


Oさんはマメタンと呼ばれていた。戦車隊にいた人である。が、Oさんは当時の戦闘については多くを語らなかった。
語るときは生々しいと他の人が言っていた。

メモ:Sさんは西宮から参加されている,
三脚を携えてカメラ撮影を続けている。

昼食は、スープ、スパゲッティー、パン。それと蜂蜜ジューズ。
厚生省が運んだミネラル水、紅茶、コーヒー、海苔、鰹節が追加された。参加者の方も梅干しとかラッキョウ、みそ汁を持参されて、皆に配る。とても豪華なものだ。味はともかくも腹一杯詰め込むという訳だ。