米国の80年代〜90年代前半は大不況だったから,政府の小型化が進んでいたようだった。今の日本と似ている。

米国で規制緩和が叫ばれている時代だった。

規制緩和のせいかどうか知らないが,牛肉処理がずさんで病菌が生じその結果死人が出て問題になったことがある。規制緩和で検査官が少なくなったのか,検査の回数が減ったのかどうか。

兎に角,隠しカメラのTV放映があってビッグ・ニュースになった。汚いと殺場や処理場を見てその後にハンバーガーを食べなくなった人も多かった。

米国の内情を知る人は今ではとても多いが,日本の政治家が本気で知りたければ質問をすればいいが,どの様な人物に尋ねたらいいのか考えてみた。


米国で会社経営をして,総務も人事も経理も担当した人で退職している人が良いだろう。米国で会社運営を体験した人物ならば,例えば電気工事を指示したこともあるだろう。米国人インスペクターの仕事ぶりを見聞した人ならば,その実体を話してくれるかも知れない。

現役だと,何となく米国に蔓延している守秘義務を感じるし,会社のことを考えると将来の米国政府筋からの妨害を予見するので,話せないだろう。だから定年してしばらく経った人がよい。見聞を説明してくれるかも知れない。