「観光資料」[コメンスキー(プシェロフ)博物館]

社会主義時代の教室

パンフレットを翻訳して博物館に手渡したので,一部を下記にコピー。

チェコ共和国東部のプシェロフ市にあるコメンスキー博物館:

プシェロフの文化センターとしてのコメンスキー博物館は、世界の教育界に影響を与えた「ヨーロッパ教育の父」コメンスキーの資料を大量に展示する世界で最初に設立された博物館です。

この博物館は1888年に創設され、1902年には市営の博物館となりました。博物館は町の中心ホルニー広場にあり、かってチェコ東部のモラヴィア地方で権勢を誇ったジェロチーン家のお城の中にあります。古城はルネサンス様式の美しい建物です。

博物館の中には期間限定の展示のほか下記のカテゴリーが常時展示されています。
ハナー地域の伝統、昆虫学、鉱物学、考古学、プシェロフ地方に起こった抵抗運動資料の展示(ハプスブルク、その後ドイツ、そして最後に共産党に対する運動)、コメンスキーの
生涯と功績が展示されています。

更に、コメンスキーの生きた時代からオーストリア・ハンガリー帝国時代及び大戦間を含む20世紀の50年代までの学校の教室が復元展示されています。

記念ホールではアウグスチン・メルワルトの絵画とヨゼフ・バヤアク彫刻を見学できます。
お城のタワーの中では、歴史を語る鐘のコレクション、
1593−1940年に描かれたプシェロフの風景、古い彫像とレリーフが展示されています。
タワーの三角帽子の形をした屋根は1997年に再建されました。タワーの最上階からプシェロフの町と美しく広がるモラヴィアの風景が見渡せます。

お城の中庭では定期的に室内音楽会と文化的な催しが行われます。

プシェロフのコメンスキー博物館は中世の面影を色濃く残すヘルフシュティーン城(鍛冶工芸の国際大会と鍛冶製品の展示で世界的に有名)とモラヴィア鳥類展示館も運営しています。

開館
4月〜10月 :火曜日〜金曜日,8−17時 土曜日・日曜日,9−17時
11月,3月 :水曜日,8−17時 土曜日、日曜日9−17時
12月〜2月 :予約が必要です。
上記以外の時間をご希望の時は事前にお知らせ願います。
電話 :581-219380

後記:
館長にパンフにはマンモス遺跡について書いておく方がいいと伝えたが,今回のパンフレットでは既存のものに外国語を追加するだけにしたいようだったから,プシェドモスティーについては書かなかった。
だが,コメンスキーが「欧州教育の父」とか「世界の教育界に影響を与えた」という記述は意訳として挿入した。国外の人,特に欧米以外の人には知られていないからそうした。
コメンスキーはラテン語では「コメニウス」であり,パンフではどちらも使っていて分かりにくいので翻訳はチェコ語名をとってコメンスキーで統一した。

ジェロチーン家が中世モラヴィア地方の豪族だったことを匂わせる為に「かってチェコ東部のモラヴィア地方で権勢を誇った」と説明したが,これも自分なりに判断して記述した。