プジェブニツェ市の紋章


チェコの北部を東西に結ぶ鉄道幹線のスロバキア寄りにストゥデンカ駅がある。
随分とモダンな改装をした真っさらな駅はチェコでは、こう言っては失礼かも知れないが、珍しい。駅正面から眺めると美しい時計がドーンと鎮座まします形で取り付けられている。

今現在改装を続けている駅がチェコ中いたるところにあるので、2007年頃にはには、ストゥデンカ駅のきらきら光るような近代的な改装も目新しさも珍しいもでもなくなるだろう。

この駅をでて遠くに通じる道を眺めると心が安らぐ気持ちになる。田舎道の原風景とでも表現したくなる絵になる砂利の路が続いている。両脇には古木が並んでいる。駅の外 右手にかってローカル線が走っていたレールが残っている。
その近くにレストランがあって季候のいい頃には外で食事をしたりビールを飲んだりして風景を眺めたり人の流れを観察したりできる。


ストゥデンカには人の気配がしない大きな工場がある。かっては有名な客車メーカだった。それが米国の貨車メーカーに買収された。この買収した米国資本は客車の製造はオストラバに移してしまい、ストゥデンカの貨車製造設備等をルーマニアに移設してしまった。それでストゥデンカの工場はもぬけの殻みたいになっている。