「陸士」

バーに行ってみた。なんでも陸士(陸軍士官学校)出身の方が誕生日とかで仲間の方々と厚生省その他の人が一塊りで座っていた。

私はウォッカを飲んで引き上げた。他のグループに聞いてみると、その人々のいなくなった後にバーに行くといっていた。
母に尋ねてみると、陸士はエリートだから我々は入っていくことができない、雰囲気から分かるというのだった。とても吃驚した。
そんな過去の事を、今頃になってエリートだとかいわれても自分の年代には通じないし現在の社会では理解できないのではないか?

それと海軍と陸軍は仲が良くなかったそうだが,海軍は食事でもなんでも恵まれていたそうだ。

もう一つ気になるが,国家と国民のために戦い,生き残った後に過酷なシベリア生活を送られた方々であるが,生き残ったことが,遺族の方々に申し訳ないという気持ちが強いそうだと聞き及んだ。
悲しい話だが,お気持ちは十二分に察しできることだ。

だがしかし,今では次の世代に戦争のむごさと空しさをもっと語っていただきたい,平和のために体験されたことを今まで以上に説明して欲しいと私は思う。

私は,もっともっと生の戦争体験を聞くチャンスがあるとばかり考えていた...


写真:戦闘機格納庫の上に虹