「バスガイド」

ガイドさんは私の知るこちら旅行代理店の企画では会社の専属の人でなくパートタイマーだがどうも今回の女性は,専門としては通訳ではなかろうかと思った。

ぜんぜんツアー客のことを気にとめず,さっささっさと歩く。だから,お客は写真を撮っては急いでそのガイドさんを追いかけていた。団体ツーアー客で混雑している場所だから,はぐれまいとして必死で追いかけるのだった。 そして諦めて,復路のバス出発場所と時刻を確認してからみな離れてしまった。

今回のガイドさんの生き生きとしているときはアウシュビッツで通訳をしているときだった。

こちらでは,この手の旅行では当たり外れがあるのを身をもって知る旅となった。
もっともそれも旅の趣として楽しむのがよい。