戦争の傷跡

「ビデオ」
妻と一緒に撮影した旅行記録をビデオで見た。
今年は,今ではロシアのシュムシュ島,チェコテレジンポーランドアウシュビッツとビルケナウで戦争の傷跡を巡った。

妻がこれらの記録を見入っていたのには驚いた。楽しく遊ぶのが大好きな人物なので,悲惨な歴史には興味がないだろうと思っていた。
それなのに,戦争の犠牲になった方々の事を思いながら感想を話してくれた。
最後に,妻は言った:
自分はもう行かなくてもよい,ビデオで充分です,と。

アウシュビッツで放映されていた映画のひとつの場面が強烈な印象として残っているがビデオに記録している。多くの死体が無造作に転がっている掘りを映し出しているシーンだ。私にはこの場面が最も強烈だった。言葉が出なかった,見たくなかった。
人類の愚かさが凝縮された場面だったから。

ビデオ映像のインパクトはやはり写真以上の迫力がある。

「ブログ」
ブログでは多くの人々の日記がUPされている。
数十年前にPCがありインターネット,HPそれにブログが存在していたら今とは大いに異なる議論が展開されていたに違いない。
もっともっと早く世界が間近くなっていて愚かな戦争が少なくなっていたかも知れない。
それとも,世界政治には好ましい影響を与えてこなかったのだろうか?