6月23日

*旅行代理店
 この度のチェコ訪問のまえに偶然なことで旅行代理店の方と東京でお会いしていた。チェコ東部の観光事情をご説明していまだ世の中に知られていないのに観光の資源がたくさんある地方であるこのモラヴィア地方は日本人の好きそうな手ごろな名所がたく散らばっている話をだしていた。
 パリでアパルトマン手配やべつの仕事を終わらせてから週末をはさんで時間が工面できるという。それでパリからプラハ経由でオロモウツまで足を運んでいただいた。今年になって運行が始まったSCと称されるイタリア製ペンドリーノではプラハからオロモウツ駅まで1時間20分程度で到着する。


 わたしが市の観光局の方と談笑中にその岸譲さんは駅に到着されたから、友達に出迎えでもらい旧市街まで連れてきてもらった。そこでランドマークである旧市街の聖三位一体碑の前で落合って空腹の岸譲さんと友達とでさっそく食事をとった。
 伝統衣装の飾りがたくさんあるので人々が知っているレストランのビフテキはなかなか美味しいものだから、パリで34年間も暮らした岸譲さんも舌鼓を打っていた。サービスをうけもった女性のあいそがひどく悪くて閉口したけれども、それでも粋な雰囲気の中でわたしたち3名は食事に満足した。


 一通りフジトラベルの岸譲さんに旧市街だけをご案内しておいてから、約束していたホテルの支配人と話し合い、それから運輸会社のマネジャーとあれこれ観光業界の話をきいたりした。


 地もとのブランドであるリトヴェル・ビールを飲み話し込んだが、観光のインフラができていないというのをわたしと岸譲さんは嘆いた。業界の方がプロの目でみたり聞いたりした初印象がそうなのだから、そうなのだろうと納得せざるを得なかった。