6月26日

聖三位一体コラム(柱)という記念碑がチェコ共和国オロモウツ世界文化遺産に登録されたのはミレニアムの年2000年で、その最後の月にユネスコ登録記念のお祭があった。静かな古都にとっては近年始めての賑わいで、人口の大半が市街に繰り出す騒ぎだった。


 天気のよい季節になるとこのコラムの内部にある礼拝堂で尼僧がカトリックのせつめいや聖三位一体のコラムについての説明をしている。この尼僧は懇切丁寧なお話をしてくださるが、いかんせんわたしには言葉の障壁があってさっぱり分からなかった。今日こそはとヤロさんの通訳でお話をうかがうことになった。30分以上もかけていろいろな側面からカトリックにまつわる物語を説いていただいた。そしていままでボヤーとしていたオロモウツという町の歴史的な特徴がわたしには、はっきりしてきた。ここで改めてわたしなりに捉えたこの都市のイメージを書いておきたい。