2006-08-16から1日間の記事一覧

シュトゥラムベルクのお城の搭は筒

シュトゥラムベルクの城跡では休憩するまもなくタワーに上った。この天空にそびえ立つタワーは「筒」という愛称がある。「筒」最上階からながめる山間の景色はなかなかいい。スロバキアとの国境はどこも山がちだがシュトゥラムベルク周辺もまた山がつながる…

ウシという名物お菓子

広場のお店をのぞく。シュトゥラムベルクの名物は,チェコ語で「ウシ」というお菓子だ。「ウシ」は耳という意味で,むかしモンゴールのタタール軍が攻め入ったときこちらの武士を殺して耳を戦勝の証として持ち帰ったが、後年人の耳を形にした煎餅がこのシュ…

ブリアン

旅の記録に戻ろう。「ブリアン博物館」ではかれの作品の展示はもちろんのこと,親友であった映画監督のカレル・ゼマンとの友好関係やゼマンとフランス人作家との共同作品などについて知ることができる。日本では「前世紀探訪」の映画監督の方が知られている…

化石が語る太古の地球

この分厚い一冊「化石がかたる太古の地球」を欲しいと思って,プラハ郊外でブリアンの孫に会ったときにどこで購入できますかと尋ねたことがあった。彼も知らなかった。その本は日本で調べたところ要約して単行本として販売されたようである: 著者: ボジボ…

聖人フローリアン

フローリアンはイタリアの伝説で、軍人であったが火事の消化にことさら熱心であった。むかしは火事は日本と同じくどこでも頻繁にあったから、火事の消火は大変重要な仕事だった。いつしかフローリアンは消防の聖人として崇められるようになった。水をためた…

ズデニェック・ブリアン

ブリアンとゼマンの活躍した時代は、「チェコスロヴァキア」として独立した自由な時代から始まって社会主義国にどっぷりと浸かってしまった時代に重なった。自由な時代にはおおらかでダイナミックな作風が薫る作品をのこし、社会主義で表現の規制をつよくう…

シプカ洞窟

シプカという国の自然公園には洞窟がある。見上げるような大きな公園の門をくぐってからシプカの丘を登る途中、右前方に美しい光景が広がり写真を撮りたくなる。低い丘が広がり民家が密集しているがその向こうの丘の上にたかい筒のようなタワーがそびえてい…

シュトゥラムベルク

9時には手配したとおり14人乗りのミニバスがホテル脇に到着した。わたしたちは誰も元気いっぱい、心おどろかせながら運転手に挨拶して乗り込んだ。14人乗りのミニバスは快適に東に走る。昨日の長旅の疲れを感じさせないみなさんは異国の風情があふれる…

6月14日その1 シュトゥラムベルク

朝7時過ぎにホテルのレストランで朝食。10名の女性達は見知らぬ土地に一泊して、いざこれから見聞を広げるぞと意気込む方、のんびりとして団体についていくのが一番かしこいと決めているもの、そしてみな誰でもが大きな期待をもって今日はどこに連れてい…